テスラは泣かない。「TESLA doesn’t know how to cry.」~熱いエモ―ショナルピアノ~


テスラは泣かない。TESLA doesn’t know how to cry.」(2014)

鹿児島出身の四人組バンド テスラは泣かない。のメジャー1stフルアルバム。
ピアノリフを中心とした楽曲。こう聞くと優しい音像をイメージするかもしれないが、それは間違い。
ピアノも強調するが、ギターもしっかり音が鳴っていて力強い。
「マグマロック」と言われているらしい。なるほど確かに熱を感じる


ピアノが気持ちよく跳ねまわるリード曲「Cry Cry Cry」
「cry」と繰り返す女性ボーカルが中々力強い。
「泣き」というイメージから感じる悲しさはまるでない。そう彼らは「泣かない」のである。

早口なAメロと力強いサウンドが特徴の「Lie to myself」

「信じ込めば真実と プラせボだって上等でしょ 司令塔になりきってしまえ できるでしょ?」

なんか自己啓発的な雰囲気がするぞ。「引き寄せの法則」的な。

印象的なピアノリフから始まるダンスナンバー「my world is not yours」

「一つになろうなんてさくだらない考え方さ ほら見せてごらんよ 君だけの軽快なステップ」

ここまで言い切ると気持ちいいね。
自分なりの踊り方でいいから、踊りましょう。

今度はベースラインが印象的な「fuga」
ギターカッティングもかなり強調されている。
男性ボーカルと女性ボーカルが同時にまくし立てるBメロが特徴的。

「めんどくせーな」と繰り返すサビが癖になる「めんどくせえ」
Bメロをキーボードの飯野さんが単独で歌っている。
この女性ボーカルをもっと採用すれば、曲に華やかさが出て良くなるのでは。

今までとは雰囲気が違うミドルテンポの「Arc」
文学的な歌詞が特徴的。切ないピアノの音色がいいね。

怪しげなイントロ~Aメロから激しい展開になっていく「cold girl lost fiction」

「だって嘘はつけない だからもっと楽しませて」

嘘をつけないというのも悲しい。真実だけを追い求めると疲れちゃうんじゃない。

強烈な歌詞が特徴の「パラモア」

「前途有望な社会のくずで光栄 暇さえあれば右手ですぐに昇天」

結構、攻めた歌詞ですね。
途中でシャウトありと、このアルバムで最も攻撃的。

ギターカッティングが疾走感を生みだす「シャドウ」
歌詞は結構、暗め。しかし、ギターロックっぽいノリの曲なのでライブでは盛り上がりそう。

混声ボーカルでいきなり始まる「Someday」
イントロで不気味な声が入っていたり、ラストにセリフがあったり、詰め込み感が半端ない楽曲。
このごちゃごちゃ感が彼らの良さなのかもしれない。


思った以上に熱いですよ、このバンド。ピアノが主体と聞いていたから、もっと大人しいバンドかと思ってた。
歌詞も結構攻めていたり、熱いメッセージありと中々面白い。
男性ボーカル村上さんの歌声は少し粘り気のある歌声で、癖があるのだけれど、
女性ボーカル飯野さんの高く、真っ直ぐな歌声とのバランスがとれていて、さほど気にならない。

面白いバンドがまた、現れました。ピアノを主体としながら、熱い音像。想像以上の出来。
ピアノの音に負けじと、ギターの音も大きいのが、ロックファンに受け入れられる要素。
このアルバムはアップテンポの楽曲がほとんどだったので、違った曲調も聴いてみたい。
「テスラは泣かない。」 今後も泣かずに熱い音楽を作り続けてほしいです。

評価:B

① Cry Cry Cry
② Lie to myself
③ my world is not yours
④ fuga
⑤ めんどくせえ
⑥ Arc
⑦ cold girl lost fiction
⑧ パルモア
⑨ シャドウ
⑩ Someday

(下記リンク先から試聴できます)
Tesla Doesn't Know How To Cry. - テスラは泣かない。


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テーマ : 男性アーティスト
ジャンル : 音楽

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プロフィール

S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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