aiko「泡のような愛だった」~時代が変わっても、変わらないもの~


aiko泡のような愛だった」(2014)

大阪府出身の女性シンガーソングライター aiko さんの11枚目のフルアルバム。
実は、彼女のアルバムを通して聴くのは初めてだったりする。
音楽番組によく出演するので、曲はいくつか知っているのだけれどもアルバムまで聴こうと思ったことはなかった。
しかし、様々な方のブログを拝見して、この作品のレビューを読んだのがきっかけで聴いてみることに。
やはり長くやっている人は、安定感があるなあ。ただ、安定しすぎかも。


跳ねるピアノと早口のBメロが印象的な「明日の歌

「明日が来ないなんて 思った事が無かった」

明日が来ることに感謝しないといけないなあ。良い事も悪い事も起きるけどさ。

刻むギターとボーカルの絡みがマッチした「染まる夢
この曲はギターロック好きは気にいるんじゃないかな。
間奏のキーボードの縦横無尽っぷりが良いね。

ロック感が強いシングル曲「Loveletter
まともにaikoさんの作品を聴いてこなかったから知らないのだけれども、
こういうロック調の楽曲は珍しいんですかね?
個人的には、無理してる感が強くて好きになれないのだけれども。

前曲とは違いしっとり歌いあげる「あなたを連れて

「どこかで心が繋がっていると 勘違いしてるあたしを」

実は勘違いしたままの方が幸せかもしれない。

サビの高音が耳に残るミドルテンポの「距離
近づき過ぎず、遠すぎず、そんな距離が一番心地いい。距離感って大事だ。

aikoさんっぽいサビだなと思う「サイダー
身の回りにあるものがよく出てくるのはaikoさんの特徴だと勝手に思ってる。

ピアノバラードのシングル曲「4月の雨

「季節はまた来る あなたにもあたしにも」

雨といえば6月のイメージだけど、4月を選んだのには新しい季節の始まりだからかな。
みんなに平等に季節はやってくる。日本に生まれて良かった。

管楽器がにぎやかな音を奏でる「遊園地
一見楽しそうな曲だけど、バッドエンドを迎える楽曲。

キャッチーなサビが光る「透明ドロップ
切ない歌詞と爽やかなメロディが特徴のポップな良曲。

Bメロ終わりのロングトーンが耳に残る「君の隣

「ねぇ 隣で歌わせて」

等身大の女の子の気持ちを歌ってきたaikoさんだからこそ、説得力がある。

繊細なアコギの音色が美しい「大切な人
様々なタイプの恋愛の歌詞を書く人だけど、スタンスは変わらない。
「あなた」のこと考えると苦しいっていうのは一貫している。

これぞaikoさんといえるような王道ナンバー「キスの息
サビに音数を詰め込むイメージもあるなあ。
歌詞も彼女らしい日常感。

ラストにピッタリなバラード曲「卒業式
タイトル通り別れの曲。学校の卒業式ではなく、恋愛の卒業式。
「ボタン」が歌詞に出てくるのは、卒業式を意識してるっぽい。


思ったよりバンドサウンドがしっかりしているなという印象。
ロック好きだと思われる人が彼女を聴いているのもうなずける。
ただ、アレンジが似通っているのは否めない。それが良さなんだろうけど、目新しさは感じない。

歌詞はデビュー当時から一貫して、女の子の等身大の気持ちを歌い続けているようだ。
いつまでも変わらないのは、ファンとしては安心して応援できるんだと思う。
個人的に恋愛系の歌詞は得意としないので、好みとしては外れてしまうのだけれども。

安定したクオリティのポップソングが並んだアルバム。
ただ、何度も繰り返し聴けるかと問われると・・・
どちらかというと、新規の僕みたいなリスナーよりは、昔から聴いてきたファン向けなのかな。

評価:C



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テーマ : 女性アーティスト
ジャンル : 音楽

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プロフィール

S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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