アジカンの新曲「スタンダード」から考える、アナと雪の女王「Let It Go」との共通性

ASIAN KUNG-FU GENERATION の新曲スタンダードのPVが公開されました。
アジカンが主催するフェス「NANO-MUGEN FES. 2014」のコンピレーションアルバムに収録。
この曲が素晴らしいので、聴いて思ったことを書き殴りたいと思います。



アジカンのボーカルである後藤さんが以前に、

「とてもエモーショナルな曲に仕上がった。世に放つのは、夏前?かな。」

と言っていた通り、初期のアジカンを感じさせる楽曲となりました。
パワーコードのリフとそれに重なるオクターブ奏法のフレーズという、アジカンの黄金律。
そして、後藤さんの張り上げる、エモ―ショナルなボーカル。これぞアジカンと感じさせてくれる楽曲。

「少女は風変わりなまま歌う」

この曲のサビのフレーズですが、強いメッセージ性を受け取りました。
「スタンダード」という曲名に、「風変わりな」という反対のフレーズが出てくるのには考えさせられました。
というのも、ロックソングは、既存音楽のカウンターカルチャーとして生まれたのが起源で、
最初は異端、つまり「風変わり」だったわけですね。それが、いまや「スタンダード」になりました。
弱い少女でも、「風変わりなまま」=「ありのまま」を叫ぶことで、「スタンダード」な存在になっていく。

そこで、頭に浮かんだのは、2014年最大のヒット映画「アナと雪の女王」の劇中歌Let It Go



この曲は、

「ありのままの姿見せるのよ ありのままの自分になるの」

っていうフレーズがとても印象的。
そして、この楽曲はアジカンの「スタンダード」と似た世界観だと感じました。

「ありのままの自分」であることを力強く肯定するこの曲を唄うのは、魔法の力を持つエルサ。
エルサは自分の持つ強大な力に苦しんでいました。そんな彼女が自分の感情をさらけ出すように歌う。
エルサも異端児、つまり、「風変わり」なわけです。そんな彼女が「風変わりのまま」歌った。
いまや、この曲は老若男女に愛される「スタンダード」な楽曲になりました。

アジカンの後藤さんの日記によると、この楽曲をレコーディングしたのは、2014年2月9日。
「アナと雪の女王」が日本で公開されたのが、2014年3月14日。
後藤さんが「アナと雪の女王」を意識して歌詞が書いたわけではない、というのは明確ではありますが、
この2曲から考えるに、「ありのまま」をさらけ出しても、受け入れられる時代に変化しつつあると感じました。

後藤さんの2月9日の日記はこんなフレーズで締めくくられております。

「何かを始めようとして笑われてる人に送りたい。俺自身へのエールでもある。」



アジカンの新しいアルバムがとても待ち遠しいです!

引用させて頂きましたアジカン後藤さんの日記→http://6109.jp/akg_gotch/



このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事

テーマ : 男性アーティスト
ジャンル : 音楽

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ASIAN KUNG-FU GENERATION「スタンダード」感想

アジカンらしさを感じるストレートなロックナンバー! ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2014(2014/06/25)オムニバス商品詳細を見る

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

twitterのアカウントあります。
フォローいただけると、嬉しいです!

Feedyに追加
follow us in feedly
S.Sのつぶやき
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる