phatmans after school「ボクノバアイハ」~北の大地が生んだ新星~


phatmans after schoolボクノバアイハ」(2011)

2011年メジャーデビュー、北海道出身の4人組バンド phatmans after schoolのメジャーデビューアルバム。
古くはドリカム、GLAY。最近ではサカナクションなど、著名なミュージシャンを輩出している北海道。
そんな北の大地から、楽しみなバンドが現れた。BUMPの系譜を受け継いだ、正統派ギターロックバンド。
邦楽ロック好きなら、チェックしておきたい新星である。


葛藤の中、生きる人間を無重力の中にいることに例えた「無重力少年」
エレクトロな要素も入っており、キャッチーな楽曲。

「骨の髄まで甘い環境に 染まってしまった僕ら」

若者の苦悩をストレートに描いた歌詞が特徴。
染まる前に駆け出してしまえよ、若いんだからさ。

地方出身の眼で、東京の風景を切り取った「東京少年」

「溢れ出す思いを持ってこの街に来た僕ら 甘い理想は闇に消えていく」

東京なんて、日本の一都市にすぎないんだけど、上京するのはそれなりの勇気がいるもの。
ほとんどの理想は、潰されるんだけど、「いつか俺も」って期待させる魅力が東京にはある。

最近のBUMPっぽい「ミル」
優しさに初めて出会った人間の感情を描いた曲。

歌詞に「ドラえもん」が出てくる、アップテンポナンバー「脳内ラボラトリー」

「所詮誰も僕らなど見ていないんだね カネの上で踊っているだけ」

これに気付いてしまったか・・・。普通に生きてたら、誰も自分のことなんて気にしていない。
でも、phatmans after school は周りがほっとかなくなるかもよ。

幸せの意味を探しても答えがない事に気づく「18/6」
泣きのギターソロが良い。どことなくUKロックっぽい。
こういうストレートなバラードも悪くない。

名前に対する思いを唄った「ナンバーコール」
スローな入りだが、2番から加速する。

「別にありふれた名前だっていい 二人が一番好きな名前なのだから」

みんなに愛される名前がいいよね。そのためには、読みやすい名前をつけるべき。
訳のわからない当て字で、だれも読めない名前をつけるなんてもってのほか。


基本的には、正統派ギターロック。しかし、ライブを意識しまくっている最近のバンドとは少し違った側面も。
歌を大切にした、スローなナンバーもあり、第一に楽曲を届けたいという思いを感じる。
サウンドは、エレクトロ的な要素を取り入れた楽曲もあり、様々な音楽に挑戦しようとしている。
ただ、ボーカルの声質でBUMPと比較されてしまうのは否めない気がする・・・

楽曲の多くは、若者の葛藤や苦悩を描いた歌詞。
本当にストレートに、思ったことを歌に乗せている。「東京少年」とか、正に若者にしか書けない歌詞。
この青さは、最近僕が忘れかけてた感覚。学生のころに戻りたいなあ。

最近、曲をリリースしていないようなので心配になる。(ライブはしているようだけど)
ギターロック系のバンドは、消えてはすぐ出てくるから、定期的な露出が必要だと思う。
売れる要素は、間違いなくある。
とりあえず、フルアルバムを聴いてみたい。トイズファクトリーさん、お願いします!

評価:B

① 無重力少年
② 東京少年
③ ミル
④ 脳内ラボラトリー
⑤ 18/6
⑥ ナンバーコール



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テーマ : 男性アーティスト
ジャンル : 音楽

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プロフィール

S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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