GOOD ON THE REEL「オルフェウスの五線譜」~この歌声は、届かなければならない~


GOOD ON THE REELオルフェウスの五線譜」(2014)

2014年の今年、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014」に初出演が決まるなど注目のバンド、 GOOD ON THE REEL
そんな彼らが放つ5枚目のミニアルバム。(ミニアルバム5枚は出し過ぎなような)
僕が彼らと出会ったのは、TSUTAYAのレンタルコーナー。
プッシュされていたので、何気なく借りてみた。そして、ライブにも行ってみた。
バンド名は「なんか、良い感じ」。「なんか」とは何だ?
答えは、Vo.千野さんの歌声にある。


キラキラしたギターで始まる「存在証明書」

「出口はドコ? むしろ入口は? 思い出せない僕達に 存在の証明を」

僕も常々、自分がここに存在している証明はどうやったら残せるのかと考えている。
いまは、ブログというツールで自分の記事を残していくことで、存在を証明していると思ってる。
書いた記事は残る。残っていくものを他にも、作っていきたい。

イントロのギターのチョーキングを用いたフレーズが独特の「ガーベラ」
ガーベラの花言葉は「崇高な美」。
ボーカルの千野さんの声には、崇高さを感じる。
声質だけで、人を魅了できるという才能の持ち主。正直、羨ましいな。

歪んだギターストロークで始まる「いちについて」

「僕を見つけて ねえ、早く」

泣きそうな声で、こんなフレーズを歌われると、胸が締め付けられる。

ミドルテンポの美メロナンバー「それだけじゃ」

「私ならいつまでもあなたを 支える覚悟はできてる」

守るのではなく、支える。
力強く、守ることはできない。でも、優しく支えることならできるかもしれない。

アップテンポのギターロック「願わないように」
「~ように」の連発が癖になる。
中盤の展開に、はっとさせられる。

ラストは6分を超えるバラード「より」

「死の向こうには何もない 僕はそう思うのです」

このフレーズを聴いて、思い出したのは、
漫画「DEATH NOTE」のラストで、死神リュークが言った「死んだ後にあるのは・・・無だ」というセリフ。
実際のところはどうなんだろう、僕は何かあるような気もするんだけど。
むしろ、何かあってほしい。


サウンド自体は、言い方は良くないけど、ありがちなギターロック。
BUMP OF CHICKENやRADWIMPSの影響を受けているような印象。
しかし、このバンド最大の魅力は千野さんの歌にある。
泣いてるように聴こえる歌声は、聴き手の胸を締め付けてくる。
実際に、ライブでも歌声を聴いたけど、ライブの方がさらに素晴らしい。
正直、圧倒された。

歌詞は、明るい歌詞はほとんどなく、寂しさを感じさせるものが多い。
この声質なら、明るい歌詞よりも寂しい歌詞のほうが似合うと思うので、正しい方向性。
ちなみに、歌詞はボーカルの千野さんが書いている。自分の特徴を完全に理解しているみたい。

いまのシーンでは貴重な、「歌」で勝負できるバンド。
今後、メディアへの露出も増えていくのは間違いない。
それだけの求心力が、千野さんの歌声にはある。
この歌声が、多くの人の耳に届いてほしい。いや、届かなければならない。

評価:B

① 存在証明書
② ガーベラ
③ いちについて
④ それだけじゃ
⑤ 願わないように
⑥ より




テーマ : 男性アーティスト
ジャンル : 音楽

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プロフィール

S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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