BLUE ENCOUNT「THE END」~邦ロック好きの踏み絵~


BLUE ENCOUNT「THE END」(2017)

熊本出身四人組バンドのメジャーセカンドフルアルバム。

嫌いだ。彼らを初めて聴いたときの印象だ。

英語を多用する詞は伝わらないし、
「共感型バンド」なんてキャッチフレーズに、共感なんて押し付けるもんじゃないだろと喧嘩腰だった。

印象が変わったのは、CDJ15/16の年越し最初のEATH STAGEで演奏する彼らを観てから。
ギターの怪我でキャンセルになったNICO Touches the Wallsの代役を見事に成し遂げた。
日本語詞が増えた青臭くてまっすぐな詞と、フェス受けしそうな勢いのある楽曲。
元来、邦ロック好きの自分の耳に突き刺さって来た。

その後、人気も出てタイアップもたくさんついた中で、発売されたこのアルバム。
一言で言うと「邦ロックのハイブリット」だ。

「HEART」なんかは、エルレの影響を感じさせる全英詞曲。


フェスで勝ち抜いて来たのも良く分かる、四つ打ちナンバー「Survivor」、
青臭い歌詞と細かく動くギターが特徴の「LAST HERO」。これらは、これぞブルエンと言える曲だろう。




アジカンの「ソルファ」収録曲っぽい、ギターイントロの「ルーキー ルーキー」
いままでの彼らになかった、back numberを彷彿させるようなラブソング「涙」
こんな感じで、色々な邦楽バンドの影響が見え隠れする。

他にも、「スクールクラップ」のふざけた感じは初期のRADWIMPSを感じさせるし、
「city」で披露されるラップには、Dragon Ashかと突っ込みを入れたくなる。

とにかく全肯定する「だいじょうぶ」は、ちょっと自分が聴くには年を取りすぎたなと。


高校サッカー選手権のテーマソングになった「はじまり」は、
「THE END」というアルバムの最後に入れるために元々作られたのだというのなら、こいつら意外と策士だなとも。



「共感型バンド」というのは、正直どうかと思うけど、アルバムを聴いて、
「このバンド、ほんとに日本のバンド好きなんだな」と感じたということは、共感したということだろう。

断言してもいい。
このアルバムを嫌いな人はいわゆる「ロキノン系」と呼ばれる、フェスに出るようなバンドのことを嫌いだろう。
それぐらい、様々なバンドの影響を感じる一枚。

これを聴いて、「やっぱり、邦ロック好きだな」と思った自分がいた。

1.THE END
2.HEART
3.Survivor
4.TA・WA・KE
5.ルーキー ルーキー
6.涙
7.LOVE
8.LAST HERO
9.GO!!
10.スクールクラップ
11.city
12.だいじょうぶ
13.はじまり


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S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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