キュウソネコカミ「ハッピーポンコツランド」~ビビった?~


キュウソネコカミ「ハッピーポンコツランド」(2015)

関西出身5人組バンド キュウソネコカミ のメジャー2ndミニアルバム。
これまで世の中に噛みついてきた彼らだが、今作は少し大人しめな印象。
元々ポップなメロディに良い意味でチープなサウンドが得意の彼らなので、キャッチーな楽曲群が今作もずらり。
だが、物足りない。メジャー進出して、ビビってしまった?


今までのキュウソとは一味違う万人受けしそうな、今作のリード曲「GALAXY」


「生きてる意識俺だけか? 不安になる夜はないか?」

悩むキュウソ、どうした? アニメのタイアップが付いてるだけに無難にまとめてきた。
全体の歌詞を読んでみると、アホっぽいのは今まで同様だけど、随所にメッセージ性入れてる。

温泉讃美歌「OS」


PVを「2014年11月26日」に後悔するという徹底っぷり。
スーパー銭湯が最高だという結論に達するのが、彼ららしいかも。

幽霊にビビりまくりつつ、怖くないと自分に言い聞かせ前に進む「Scary song」
シリアスっぽい雰囲気を出しつつ、セリフが入ったり、ドアのノック音を入れるなど、ごちゃごちゃしてる。
まあ、キュウソっぽい曲。

今作で最も噛みつき、サウンドも格好いい「貧困ビジネス」

「結局そうさ僕らは 誰かのせいにしたいだけ」

国が悪い、親が悪いとか言ってんじゃねぇぞ。自分をまず変えようぜ。
あと、国民年金って頼りになるんですかね?

キュウソ流大人のラブソング!?「要するに飽きた」
個人的には、Base Ball Bearの「そんなに好きじゃなかった」の結婚後版のイメージ。
法的な処理が必要なだけ面倒くさいか。

宝くじで一攫千金を狙った結果・・・「勇者ロトシック」
どうしようもなくクズ野郎の物語なんだけど、最後で、

「倒すべき魔王は自分自身 内側の自分を変えなきゃな」

と自覚したので安心。

キュウソらしからぬ哀愁漂うイントロから「死」について歌う「なんまんだ」
「死」というシリアスなテーマを彼らなりにソフトに伝えようしているのは好印象。
聴いていて、悲しい気分にはならない。こういう伝え方もありか。


今までのような毒を吐くような歌詞は少なくなった。変化と捉えるか、退化と捉えるか・・・。
単純に良い曲を書くバンドなら他にもいくらでもいるわけで、キュウソが勝負するフィールドは別な気が。
あと、「スマホはもはや俺の臓器」、「ヤンキー怖い」といったキラーフレーズが今作は無く残念。
これから先が不安になる作品。この先、メジャーという舞台でどう戦っていくのだろうか・・・。

評価:C

1. GALAXY
2. OS
3. Scary song
4. 貧困ビジネス
5. 要するに飽きた
6. 勇者ロトシック
7. なんまんだ


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テーマ : 男性アーティスト
ジャンル : 音楽

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S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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