syrup16g「Kranke」~只今リハビリ中~



syrup16g「Kranke」(2015)

音源を出したら出したで、ファンから心配されるバンド。それがsyrup16gだ。
昨年発売の復活アルバム「Hurt」から短いスパンで発売された今作は、実験的な作品。
「Kranke(患者)=五十嵐隆」とすると、今作はリハビリ中といったところか。
物足りなさも感じつつ、流石、五十嵐と思う所もありつつという評価の難しい一枚となった。

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Syrup16g「Hurt」~傷ついても、生きていくという選択~


Syrup16g「Hurt」(2014)

僕が学生時代に最も聴いたバンドがついに再結成。そう、Syrup16gのことである。
再結成した彼らのNewアルバムは「Hurt」というタイトル。
「心」、「傷つける」、どう捉えるにしても軽い単語ではない。
そして、このアルバムはSyrup16g解散後の五十嵐さんの日記だ。
傷ついた人間が、傷ついてでも音楽を続けていくまでの過程が生々しいほど描かれている。

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再結成を記念して「the last day of syrup16g」を見返してみた。



2008年3月1日に武道館で開催された、Syrup16gの解散ライブ。
ファンからは「葬式」と呼ばれているこのライブを再結成が発表されたこのタイミングで見返してみた。
僕はこのライブを生で観ることはできなかったから、このDVDの中でしか味わうことはできない。
それでも、凄いライブであったと断言できる。終わりを迎えたバンドの全身全霊のLIVE。

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Syrup16g「Syrup16g」~青春映画の終わり~


Syrup16g「Syrup16g」(2008)

彼ら7枚目のフルアルバムにして、ラストアルバム(当時)。
アルバム全体を通して漂う、終末感。曲が進んでいくにつれ、どうしようもなく寂しい感情になってしまう。
ファンからしてみれば、冷静に聴けるアルバムではなかったように思う。
しかし、このアルバムでの五十嵐さんは恐ろしく落ち着いている。
ということで、僕も冷静に聴いてみることにする。

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Syrup16g「delayedead」~遅れてやってきた名曲達~


Syrup16gdelayedead」(2004)

彼ら6枚目のフルアルバム。初期楽曲の再録と未発表曲の収録で成立しているアルバムである。
ということで、純粋なオリジナルアルバムとは言えないけども、前作「Mouth To Mouse」より統一感がある。
「翌日」「明日を落としても」といった、初期の名曲が違和感なく溶け込み、
初期の頃に見られた攻撃性が戻ってきた作品。

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Syrup16g「Mouth to Mouse」~渦巻く雑多な感情~


Syrup16g「Mouth to Mouse」(2004)

前作から約1年ぶりとなる、メジャー4枚目のフルアルバム。
このアルバムは今までに比べると、メジャーを意識した作品になっている。
前作「HELL-SEE」は憂欝の塊みたいなアルバムだったが、今作はコンセプトみたいなものは感じられない。
単純にハイクオリティの楽曲が連発されるアルバム。一見バラバラな楽曲群、しかし紛れもないSyrup16gの音楽。

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Syrup16g「HELL-SEE」~「日常」という名の「地獄」~


Syrup16gHELL-SEE」(2003)

15曲で1500円という価格設定でも話題になった、メジャー3rdアルバム。(2010年にリマスタリング盤が再発)
ボーカルの五十嵐さんが好んで聴いていたという、イギリスのバンド「The Police」を意識したサウンドメイキング。
五十嵐さんの内面描写にマッチした、空虚なサウンド。良くも悪くもスカスカ。
淡々とした冷たさを感じる問題作。

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Syrup16g「delayed」~彼らがやるから落ち着くんだ~


Syrup16gdelayed」(2002)

前作「coup d'Etat」から、3か月ぶりという短いスパンで発売されたメジャー2ndフル。
前作では攻撃的なモードだった彼らだが、今作は比較的穏やかな雰囲気。まさに前作とは「静」と「動」の関係。
そしてこのアルバムには、彼らのキャリアに輝く名曲「Reborn」が収録されている。
美メロ満載のこのアルバム。あなたは「coup d'Etat」とどちらが好きですか?

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Syrup16g「coup d'Etat」~生ぬるい自分自身へクーデターを~


Syrup16gcoup d'Etat」(2002)

Syrup16gのメジャーデビューアルバム「coup d'Etat」(2010年に再発、今回のレビューは2002年に発売のもの)
インディーズ時代に発売された「COPY」も名盤だったが、この作品はさらに上回って来た。
ボーカルの五十嵐さんが自分自身に対して「クーデター」を起こすという意図で作られたこの作品。
超攻撃型のSyrup16gがここにある。

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Syrup16g「COPY」~16gぐらいがちょうどいい~


Syrup16gCOPY」(2001)

2008年に解散した3ピースバンド Syrup16g のインディーズ時代のフルアルバム。
僕の音楽人生に大きな影響を与えたバンドの一つで、解散した今でも好んで良く聴いている。(2014年再結成!)
彼らと言えば暗いとかネガティブという印象が強いけど、本質はかなりポップなバンド。
そんな彼らの最初のフルアルバム。名盤です。

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S.S

Author:S.S
1990年生まれ。愛知県出身。東京都在住。
音楽に生かされている人間です。
どれだけ続くかわかりませんが、邦楽のアルバムレビューをしていきます。

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